書籍
ハラスメント時代に打ち勝つ!
最強保育チームのつくり方入門
オリジナル教材
書籍
「保育の世界だからしかたない」はもうおしまい!
チェックリストつき
保育者が幸せに日々を過ごせること、すべての園が保育者自身の幸せを保障すること、それらは子どもたちの幸せにつながっています。
本書は、保育・幼児教育の仕事に誇りとやりがいを感じ、この仕事を続けたいと思っている保育者が、自分を犠牲にすることなく、働き続けられる園が増えることを願って執筆されました。
そのために必要な考え方、具体的な方法、保育者のホンネ、「働きやすい」を実現している園の例などを紹介します。
はじめに
労務の視点から 働く環境をチェック!
第1章 保育者の離職の現状と課題
なぜ保育者は不足しているのか
「働きやすい園づくり」こそ、保育者不足を解消する道!
早期離職はどのくらいある?
保育者の平均勤続年数は?
保育者のワークライフバランス
働きやすい園づくりは“三方よし”
第2章 わかったつもりになっていない? 保育者のホンネ
園が考える離職理由と、実際の理由は違う⁉
保育者が「辞めたい」と思う理由
保育者を続けるモチベーション
今働いている園に対する評価
column 1 保育士の配置基準など
現在の制度から問題をとらえる
第3章 根幹となる大切なこと
①園として大事にしたいことを明確に
②保育者一人ひとりの違いを尊重する
③重層的な支援体制で、負担が偏らない組織に
④園に合った方法を取り入れながら、総合的な働きやすさを目指す
column 2 保育者の労働環境が改善しない背景としての
「ジェンダー問題」
第4章 具体的な取り組みを進めよう!
①業務負担を軽減しよう
1.業務そのものの見直し
2.ゆとりをもった職員配置
3.残業を減らし、休憩・休暇がとりやすくなる
しくみと声かけ
column 3 働きやすい園にするために保護者と連帯する
②良好な人間関係を築こう
1.フラットな職場風土づくり
2.職員配置の工夫
3.新人に対する支援や工夫
column 4 保育者の「一斉退職問題」
第5章 “働きやすい”を実現している園に聞く
実例1 「保育室から抜ける」を前提にした勤務体制で
保育の質とやりがいアップ
(社会福祉法人 風の森 Picoナーサリ和田堀公園)
実例2 保育者の要望は一旦受け入れて実践。
“働きやすさ”を納得してもらう
(社会福祉法人 山ゆり会 まつやま保育園)
実例3 保育環境設定を重視し、基準に近い職員配置で
育休取得率100%を実現
(株式会社SHUHARI 元気キッズ第二朝霞根岸台園)
働きやすい園実現のための “お金”のハナシ
こどもまんなかの視点で見る 働きやすい園づくり
働きやすい園づくりに役立つサイトや相談窓口
●著:木曽陽子(大阪公立大学現代システム科学領域教育福祉学類、大阪公立大学大学院現代システム科学研究科現代システム科学専攻准教授)